人権バンド「未来座」公演

最終更新日 [2023年10月6日]  

人権バンド「未来座」公演

令和5年9月21日(木)



 人権学習の一環である平和学習として、人権バンド「未来座」による公演が行われました。 歌っていただいた曲の中には、日常が一転した戦争の悲惨さを体験した方による詩や、「未来座」の田中さんのお母さまが書かれた思いを歌詞にしたものもありました。生徒たちは、一曲一曲に込められた思いを確かめるかのように熱心に聴き入っていました。



   【生徒感想文から】
  
今回は全校で「未来座」の3人の方の演奏・話を聴きまし

 た。
  こがももこさんが来られるということで、前日にご本人の

 YouTubeを拝見しました。とても綺麗な歌声で楽しみにして

 いした。そして、平和学習ということもあり、緊張感を

 持っ参加しました。

  田中さんの沢山の思いが詰まった熱い語りは、心を揺さぶ

 らました。特に、田中さんのお母さんのお話は、とても感

 情移入して感動しました。当時の方々がどんな思いで日々を

 過ごしていたのか、考えるだけで苦しくなったし、考えるこ

 とが少し怖いと感じてしまうほどでしたが、目を背けてはい

 けないと思いました。 田中さんが手がけられた楽曲は、誰か

 の思いを歌に綴ったもので、人と人の繋がりを感じました。

 この学習を通して、私は真実を知ることの重要さに気づきま

 した。小中ともに平和学習は活発に活動してきた方だと思っ

 ていましたが、今日の田中さんの話を聞いて、まだまだ知ら

 ないことばかりだと、情けないなと思いました。でも、知る

 こと・考えること・伝えることを絶えず行動に移してきた

 いと考えています。

  このように、考える機会を与えてくださった先生方、未来

 座の方に感謝して、この学びを無駄なものにしないようにし

 たいと思います。





  戦争をする理由を、知りたいと素直に思った。理由がある

 からいって戦争をして良い訳はないが、何かを解決、改善

 するための第一歩は調査であると、これまでの経験から私は

 思っている。であるから、まず、知りたい。その上で、平和

 のためにできることを考えたいと思った。

  次に、1つの出来事が持つ多面性を思った。どちらも被害

 者で加害者。それを忘れてはいけない。自分たちがされたこ

 ともそうだけど、したことも受け継いでいく必要がある。そ

 れも含めて、繰り返してはならない戦争という歴史。 された

 ことの苦しさは、本人にしか分からない。どれだけ学んでも、

 本当に理解できる日はきっと来ない。悲しみも、怒りも、悔

 しさも、虚しさも、恨みも全て、所詮は他人事のままだ。で

 も、それでも学び続けることは大切なことだと思う。感情は

 完全には分からなくても、事実だけは、誰の目にもそこにあ

 る。見方によって歪んでしまうこともあるけれど、たくさん

 知って、想像して、できるだけのことを学ぶ。それでいつか、

 自分も誰かに伝える日がきっと来る。そのときに、事実と、

 誰かの思いの欠片と、自分の思いをしっかり伝えられるよう

 になりたい。だから、変えるための一歩は、知ることから。

 今まで学んできたことよりもずっと当事者に近いことを学

 て良かった。



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