戦争をする理由を、知りたいと素直に思った。理由がある
からといって戦争をして良い訳はないが、何かを解決、改善 するための第一歩は調査であると、これまでの経験から私は 思っている。であるから、まず、知りたい。その上で、平和 のためにできることを考えたいと思った。 次に、1つの出来事が持つ多面性を思った。どちらも被害 者で加害者。それを忘れてはいけない。自分たちがされたこ ともそうだけど、したことも受け継いでいく必要がある。そ れも含めて、繰り返してはならない戦争という歴史。 された ことの苦しさは、本人にしか分からない。どれだけ学んでも、 本当に理解できる日はきっと来ない。悲しみも、怒りも、悔 しさも、虚しさも、恨みも全て、所詮は他人事のままだ。で も、それでも学び続けることは大切なことだと思う。感情は 完全には分からなくても、事実だけは、誰の目にもそこにあ る。見方によって歪んでしまうこともあるけれど、たくさん 知って、想像して、できるだけのことを学ぶ。それでいつか、 自分も誰かに伝える日がきっと来る。そのときに、事実と、 誰かの思いの欠片と、自分の思いをしっかり伝えられるよう になりたい。だから、変えるための一歩は、知ることから。 今まで学んできたことよりもずっと当事者に近いことを学べ て良かった。
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