合格体験記
平成25年度卒業生(平成26年3月卒業)
 
熊本大学医学部保健学科放射線技術科学専攻(前期) 女子
 

受験勉強を始めるのに、志望校を決めると思いますが、始めから「この大学は自分には無理だから」「この大学なら受かるだろう」といった考えで決めず、目標は高く設定しておいたほうがいいと思います。この一年で、自分がどのくらい伸びるかわからないので、目標を低く設定するのはもったいないです。

受験では、苦手教科をなすくことが合格に近づく一番の方法だと思います。苦手教科や分野から逃げずに、分からない問題はもちろん、ささいな疑問でも必ず先生に聞いたほうがいいです。私は、物理が本当に苦手で、三年の始めの模試では二十点台でした。しかし、分からない所を先生に質問し続け、終盤の模試では八十点台にまで伸びました。

また、油断しないことと諦めないことも大切です。模試でいい判定が出たからといって必ず合格するわけではありません。また、その逆もあります。私は、センター試験で思ったような点数が取れず、判定はCやDでした。しかし、判定はあくまで目安であり、合否を決めるのは点数だと思い、去年の合格者最低点と自分のセンター試験の得点を見比べたり、先生方と話し合ったりして熊本大学に出願することを決めました。

それから残りの一カ月二次試験対策に全力を注ぎ、合格することができました。これから一年間、逃げたくなるときもあると思いますが、私はこの一年間で大きく成長できたし、得るものがたくさんありました。

どうしても辛いときは、先生方や友達、親を頼ってください。不安も誰かに話すことでやわらぎます。皆さんの進路実現を願っています。